忍びの国
映画『忍びの国』の紹介です。

原題:忍びの国
製作国:日本 
製作年:2017年 
日本公開日:2017年7月1日 
監督:中村義洋
 

あらすじ

天下統一に向け突き進む織田信長が攻め入ることができなかったただひとつの国、伊賀の国。忍者衆が住む伊賀の国に暮らす忍者の無門は、伊賀一の凄腕を持つ忍者でありながら、怠け者の性分で、普段は女房のお国の尻に敷かれる毎日を送っていた。そんな中、ついに圧倒的な軍勢を率いた織田軍が攻め込んできた。

侍にも負けない忍者の嵐

外国人は「NINJA」が好きです。ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影とか、忍者が出てくる洋画もいっぱいあります。今でも日本には忍者が普通にいると考えている外国人も少なくないとか。そういう外国人を指さして「バカだなぁ」と笑う私たち日本人ですが、ちょっと待った。皆さん、忍者のこと、本当によく知っているだろうか。

「日本忍者協議会」によれば…というか、まず「日本忍者協議会」という組織があることが衝撃なんですが、国や全国の忍者と関連する自治体、大学、観光協会、民間団体、事業所等が加盟する団体らしいです。何だ、何を協議するんだ。忍者にも夜間手当を出せとかかな…。

話を戻して「日本忍者協議会」の公式サイトから引用すると、忍者はこのように説明されています。
忍者とは「忍び」と呼ばれ、史料上確実に存在が確認できるのは、南北朝時代(1336–1392)以後で、その起源は13世紀後半に荘園制支配に抵抗した悪党にあると考えられる。忍びは、乱波(らっぱ)・透波(すっぱ)・草(くさ)・奪口(だっこう)・かまりなど、地方によりさまざまな名前で呼ばれ、忍者(にんじゃ)という呼び名が定着したのは昭和30年代になってからのことである。戦国時代の忍びは、各地の大名に召し抱えられて、敵国への侵入、放火、破壊、夜討、待ち伏せ、情報収集などを行ったが、最も重要なのは敵方の状況を主君に伝えることであることから、極力戦闘を避け、生き延びて戻ってくる必要があった。
「忍者」という言葉が戦後の言葉だということさえ初めて知りました。忍者、奥が深いですね。

そして、本題。その忍者が侍とガチンコバトルする…こんな外国人が胸をときめかしそうなシチュエーションでいっぱいの映画、それが本作『忍びの国』です。

戦国時代に伊賀忍者と織田信長軍との間に起こった天正伊賀の乱を題材にした、和田竜による歴史小説を“中村義洋”監督が映画化。“中村義洋”監督は、これまで『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007年)、『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2009年)、『予告犯』(2015年)、『残穢 住んではいけない部屋』(2016年)などなど、幅広いジャンルを手がける職人監督です。前作は殿、利息でござる!でしたが、またもや時代劇。個人的には“中村義洋”監督は時代劇と相性がいい気がします。

注目はやはり主演の「嵐」の“大野智”。あまり目立った映画主演作はこれまでなかった“大野智”。しいてあげるなら、これまた“中村義洋”監督の『映画 怪物くん』(2011年)でした。別に『映画 怪物くん』を悪く言うつもりはありませんが、映画キャリアがそれです!というのはカッコが付かない気もするなか、本作のような大作に出れて良かった。これで二宮和也に勝てますね(えっ)。

外国人に、日本のアイドルグループ「嵐」の“大野智”という人は「忍者」なんだよと言いふらして回りたい。そして、パニクる“大野智”を眺めていたい、そんな気分です。

他、出演陣も非常に豪華。石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平、知念侑李、國村隼…見ごたえはじゅうぶん。今年の時代劇映画の中でも、若者と年配の方が入り混じる多様な観客層を記録する一本になりそうです。

本作を観た人は、この夏休みは忍者関連の観光施設に行ってみるのもいいでしょう。本作と連動企画を実施しているところもあるようですから。


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↑原作小説。

(C)2017 映画「忍びの国」製作委員会