悪趣味予想外ストーリーのM・ナイト・シャマランが連続ドラマを作っていいんですか!…「Apple TV+」ドラマシリーズ『サーヴァント ターナー家の子守』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。
製作国:アメリカ(2019年~)
シーズン1:2019年にApple TV+で配信
シーズン2:2021年にApple TV+で配信
シーズン3:2022年にApple TV+で配信
シーズン4:2023年にApple TV+で配信
製作総指揮:M・ナイト・シャマラン ほか
児童虐待描写 ゴア描写 性描写
サーヴァント ターナー家の子守
さーばんと たーなーけのこもり
『サーヴァント ターナー家の子守』あらすじ
『サーヴァント ターナー家の子守』感想(ネタバレなし)
シャマラン、ドラマシリーズもお手の物
育児は大変です。いや、大変なんて単語では表しきれません。
自分の1日のあらゆる時間を育児に吸い取られ、体力的にも精神的にも抜け殻になってしまいます。子どものときは「子育て」なんてものは、赤ちゃんを抱っこしてヨシヨシとあやしているだけだと安易に思っていましたが、現実の育児はいつどこで襲ってくるかわからない地球外生命体と戦う「宇宙戦争」状態です。
そんなわけですから助けが必要になるのは当然。親でも親戚でも友人でも、もしくは公的な支援サービスや民間のサポート、何でもいい、猫の手も借りたいほどにヘルプ・ミーです。子守りだけでも欲しい…。
でもこの人だけには頼らないでください。きっとろくなことにはなりませんから。
その人とは“M・ナイト・シャマラン”。
まず“M・ナイト・シャマラン”って誰?という話から。この人と言えば、映画ファンの間でカルト的な支持を得ている映画監督のひとり。1999年の『シックス・センス』を監督し、これが特大ヒット。配給のディズニーもおったまげる成功を獲得します。
“M・ナイト・シャマラン”監督の作家性と言えば、予想外なストーリー展開。観客を手玉に取るように翻弄しまくるのがいつもの手口です。自身のブレイク作となった『シックス・センス』もネタバレ禁止映画の代表格(でももう今はネタバレしてもいいよねという空気になっている気もする…)。こういう挑戦的なスタイルが映画ファンの趣向にマッチします。
その“M・ナイト・シャマラン”監督は一時期に大作にシフトして失敗を経験した後に、原点回帰。2015年の『ヴィジット』以降は再び本来の持ち味を取り戻し、最近は『スプリット』(2016年)と『ミスター・ガラス』(2019年)で勝手に映画会社の壁を越えて「シャマラン・ユニバース」を実現してしまうという、破天荒なことをやってのけていました。う~ん、怖いもの知らず…。
忘れそうになりますが、“M・ナイト・シャマラン”監督はインド系アメリカ人で有色人種としてキャリアを成功させている先駆者でもありますが、マイノリティとしての不自由さもあるだろうに、このアグレッシブなクリエイティブ精神。怖いもの知らずって強みなんだな…。
そんな誰にも止められない“M・ナイト・シャマラン”監督の次なる挑戦はドラマシリーズでした。過去にもドラマシリーズにちょっとだけ関わったこともあったのですが、今回は気合が違います。
それが本作『サーヴァント ターナー家の子守』。
本作はどんな作品なのかと言うと…何を言えばいいのか…。よく訓練されたシャマラニストなら察しがつくとおり、ネタバレ絶対禁止の物語なわけです。ひとつ言えるなら「子守り」を題材にしたものです…としか…。
でも「これぞシャマラン!」とファンも満面の笑みになる、シャマランに求める要素が全部揃ったフルコースになっている心理スリラーです。予想外のストーリー展開、不気味なスピリチュアル、謎めいたキャラクター、ブラックユーモア…全部盛り。
ダークでマッドネスな『万引き家族』みたいなもんです。
1話あたり約30分の短いストーリーなのですが、毎話毎話、観客はシャマランの魔術で翻弄されますからね。第1話だけでも凄いですよ。開始15分でヤバイし、第1話終了間際にはさらに上乗せでヤバイ…これが毎話続いたらこっちの精神は持つのかと不安と興奮でどうにかなりそうになるくらい。やっぱり私は基本はシャマランが好きなんだなぁ…。
俳優陣は、ドラマ『シックス・フィート・アンダー』の“ローレン・アンブローズ”、『ストレイ・ドッグ』の“トビー・ケベル”が夫婦を演じています。そしてドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や『トゥー・オールド・トゥー・ダイ・ヤング』の“ネル・タイガー・フリー”が強烈に印象に残るキャラクターとして登場。またシャマラン作品にぴったりな若い女優を引っ張ってきましたね。さらに「ハリー・ポッター」シリーズでロンを演じたことで広く知られる“ルパート・グリント”、ドラマ『ナチ・ハンターズ』の“ジェリカ・ヒントン”なども物語を刺激的に盛り上げます。
各エピソード監督は“M・ナイト・シャマラン”の他に、『Xファイル』の“ダニエル・サックハイム”、『プレデターズ』の“ニムロッド・アーントル”、さらに『ボーダー 二つの世界』の脚本家の“イサベラ・エクルーフ”、『RAW 少女のめざめ』の“ジュリア・デュクルノー”など意外なところからの起用も。シャマラン、趣味で人を集めているな…。
『サーヴァント ターナー家の子守』は「Apple TV+」でオリジナル・ドラマシリーズとして配信中。1話あたりの時間が短いので、見始めると続きが気になって止まらなくなるでしょう。
オススメ度のチェック
ひとり | :スリルを満喫 |
友人 | :話題が弾む |
恋人 | :緊迫感を共有 |
キッズ | :性描写・残酷描写あり |
『サーヴァント ターナー家の子守』感想(ネタバレあり)
あらすじ(序盤):赤ん坊の秘密
ドアがピンポンと鳴ります。ドロシー・ターナーは待ちに待っていたかのように夫のショーン・ターナーに声をかけつつ、表玄関を開けます。雨降る夜、訪ねてきたのは若い女性、リアン・グレイソン。彼女は表情も乏し気に「初めまして、ターナーさん」と丁寧に挨拶。中に招かれます。
濡れたコートを脱がせ、ドロシーは家をノリノリで案内します。ここはフィラデルフィアにある住宅街。数階の全部がターナー家のものであり、広々としています。これからリアンが泊ることになる部屋も見せ、「自分好みにして」と一言。部屋にはバスルームもあります。「いつでもキッチンに降りてきてね」
ドロシーは子守りとして雇ったリアンをすでにお気に入りのようでした。一方、ショーンは「大人しすぎないか、もっと年配の人が来ると思っていた」と18歳と若いリアンに懸念を持っているようです。
夜の食事。「兄弟はいる?」とドロシーは聞きます。リアンはウィスコンシンからやってきていました。「人生の目標は?」と質問すると「いつの日か幸せな結婚をして子どもを育てること」とハッキリ答えます。とりあえずドロシーは「あなたとジェリコはすぐ仲良くなる」と子守りを明日から頼みます。
その後、ショーンはベッドの前で祈りを捧げるリアンを目にします。信仰深いのか…。
ショーンはベビールームへ行き、ベビーベッドの赤ん坊を乱暴に摘まみ上げ、体がベッドの柵にぶつがるのも気にしません。それは生身の赤ん坊ではなく…人形でした。
朝、リアンは人形の赤ん坊に話しかけながらオムツを換えます。ドロシーは初めて子どもを置いて仕事に復帰する日。ドロシーの職業はリポーターです。赤ん坊人形のジェリコをリアンに渡し、出ていきました。
ドロシーが出ていった瞬間、ショーンはリアンに「そろそろ話しておかないと」と向き合います。「それは降ろしていいよ」と赤ん坊の人形を示しますが、リアンは「大丈夫です」といって抱えたまま。「それは新生児人形で、ジェリコを失ったのは生後13週。ドロシーはショックで精神を病んでしまった。人形による一時的なセラピーだと医者は言っている。これをいつまで続けるかわからない。月末までは給料を払う」…そう一度に事情を説明するも、リアンは一切口を挟まず、質問もしませんでした。
やけに物分かりがよすぎるので変だと感じたショーンはリアンの部屋を物色。引き出しに謎の十字藁人形があるのを発見。
ドロシーは帰宅すると、すぐにベビールームへ直行し、赤ん坊人形に絵本を読み聞かせます。
ドロシーの弟のジュリアン・ピアースが訪ねてきて、「事情を理解しているのか、その子?」とリアンを警戒します。この人形の件を知っているのはほんのわずか身内だけです。
ショーンは赤ん坊人形を落としたところをリアンに見られます。リアンは乳腺炎で苦しむドロシーを労わり、胸をさすります。
ある日、リアンは買い物に出てしまい、フリーランスの美食家として活動するショーンはひとり家で調理をしていました。するとベビールームの音声を拾う無線機から赤ん坊の声が…。不審に思い、ベビールームを覗くと、そのベビーベッドには本物の赤ん坊がいて…。
シーズン1:お芝居はもうおしまい
ここから『サーヴァント ターナー家の子守』のネタバレありの感想本文です。
シャマラン、やっぱりドラマシリーズが向いているな…というのが最初の感想。毎話ごとに観客を揺さぶる仕掛けを用意して翻弄できるのですから、絶好調です。『サーヴァント ターナー家の子守』もまんまと常に落ち着かない気分にさせられます。
キャラクター構築も上手いです。
最初はどの観客もドロシーに印象を持っていかれます。確かに可哀想です。でも人形を赤ん坊と誤認してしまうほどの精神の病みっぷりをまざまざと見せられると、何て声をかけたらいいのかという気持ちに…。ただ、これだと単に「女性=精神が弱い」みたいなステレオタイプな表象になりかねません。しかし、そこはシャマランの策略があって、話数が進むごとにキャラの印象もグラグラと変わり始めます。
実のところ、作中の主要人物はみんな、何かしらの劣等感と罪悪感を抱えており、それを隠しているんですね。その感情の根源には、ジェリコの死があります。つまり、ジェリコはなぜ死んだのか…。
例えば、ショーンは最初は冷静に状況を俯瞰している存在に見えます。心を病んだ妻を誠実に世話している良き忍耐強い夫であるかのように…。なのでリアンの介入によって妻に歩調を合わせられるとちょっと納得いかないという態度をとります。たぶんショーンはドロシーの状態を一緒に俯瞰視する共通の立場の存在が欲しかったんでしょう。そんなショーンは例の一件においては、テレビ番組の出演に夢中になりすぎるあまり、出産したばかりの妻を家に放置し、最悪の出来事が起きるのをみすみすスルーしてしまった事実が浮かび上がります。
また、ジュリアンは死亡した赤ん坊の第一発見者(ドロシーを除く)であり、その凄惨な光景が記憶に焼き付き、逃れられないでいます。
そのジェリコの死の実態が描かれるシーズン1第9話のあの直接的ではない陰湿な描写。いや、シャマラン、なんて悪趣味なんだ…(この第9話の監督はしっかりシャマランがやっている)。
この男性陣の、あの出来事を事故と認識することで「子育てを女に押し付けた気まずさ」を払拭しようとしている姑息さみたいなのがまたなんとも嫌らしいですよね。一方で自分が妻以上に精神的に追い詰められていることは“男らしさ”に反するから言えない…という弱さも露呈しているし…。
またドロシーも単なる被害者で片付けづらく、というのもこの一家全体がそもそも裕福で、どことなく“下”の者を見下している感じが漂ってくるからです。ドロシーは頑なに人形を赤ん坊と信じるのも、自分の“上”の者としての威厳を保ちたいという本音も見え隠れします。
そしてそんな歪な家族に干渉することになるリアン。彼女の冒頭からの異様な佇まい、そして黒魔術的な雰囲気から、すぐにリアンがこの本物赤ん坊出現事件の首謀者では?と想像がつくのですが、その予想を超える黒幕が…。カルト教団とその中心にいるメイ・マーカムという存在。シャマラン的世界観拡大だ…。
それ以外にも語りたいことは山ほどあります。本作は“食”を題材にした作品ですけど、こんなに食欲を台無しにするやつはそうそうないですよ。生理的嫌悪の連発で、ダイエット効果がありそう…。
消えたリアンとジェリコ。味覚も痛覚も失うショーン。人形を認識できるようになったドロシー。物語は急転直下の中、シーズン2へ。
シーズン2:私たちは家族になる
『サーヴァント ターナー家の子守』のシーズン2は、シーズン1は何だったんだというくらい、各キャラクターの立場がガラっと変わります。そこが面白いところ。
まずあんなにリアンを信頼依存しまくっていたドロシーが急にリアンを敵視。ジェリコを取り戻すことに憑りつかれていき、どんどん過激になっていきます。セラピー当初から明らかに状況が悪化しているのがシャマラン的皮肉。でもキャラクターとしては生き生きしていて予測不能で味が増しましたけどね。シーズン1で片鱗を見せた罪の事実を“自覚”という段階をすっ飛ばして吹っ切れすぎた人みたい…。
対するショーンは逆にリアンを心配するようになり、彼女の味方となる行動を取り始めます。そして今度はショーンが人形に依存し、ジェリコとまた暮らしたいという感情を認めるまでに。だからといって“男らしさ”から脱したね…と肯定的に褒められる…というわけでもなく、やっぱりよくわからないプライドは健在で、ピザ屋で料理に固執するアホっぽいシーンとかはなんとも情けないです。
また、ジュリアンもなかなかに吹っ切れ始め、ナタリーやリアンと肉体関係を持ったり、ドラッグ依存を悪化させたりと、欲望に逃げ出し始めます(やっぱりドロシーと似ているなぁ)。そんなジュリアンの、無反応ジョージ伯父さん運搬とか、ここもマヌケさの連発で、シャマランのノリノリが伝わってくる…。
一方のリアンはシーズン1の不気味キャラのイメージは薄れ、家族を欲する健気さが露わに。そうなってくるとすっかり弱々しい存在になり、さながら幽閉されたラプンツェル状態。
そしてカルト集団「レッサー・セインツ協会」の全容が見え始め…。「我々は2度目の生きるチャンスを与えられた者たち」…なるほど、そういうことかー!という伏線の回収。
シーズン2ラストではリアンが完全復活。「どうなるかわかっている、彼らがやってくる、受けて立つ。あなたを殺し、闘いが始まった」と、これはいよいよカルト集団との全面対決の予感。復活したリアンと復活しすぎたドロシーの仲が戻りましたし、この“ジェリコLOVE”な女性2人が同じ目的で揃うとどうなることやら…。そして男たちは役に立てるのか…。
それにしてもここに来てもまだずっと家の中で物語が展開しているのは凄いですね。なんでもApple側も「まだ家の中なんですか?」と怪訝そうな反応をしたらしいですけど、これぞシャマランの真骨頂ですよ。
「家」というのは家族規範に縛られていることの象徴でもありますからね。
さあ、そんな規範もろともぶっ倒せるのか。乞うご期待。
シーズン3:主導権争いと新たな…
『サーヴァント ターナー家の子守』のシーズン3は、何と言っても大きな変化は「ついに家の外に出た!」ってことです。といってもメインカメラが映すのはあくまで建物の前の通りと裏の公園だけなんですが…。
とりあえずこの家族は「普通の家族でいよう」ということで現実逃避することにしたようです。規範の方が落ち着くという心理…。
しかし、リアンはカルトの刺客が来るのではないかと怯え、疑心暗鬼になり、家の中に他人を立ち入らせるのを極度に嫌います。
そんな中で、リアンが苛立つことがあるたびに、その原因となる人物に不幸が起き、リアンの望んだとおりのことが起き続ける事態が勃発。親子の会は虫の群れで終了、料理手伝いの女性は転んで指を1本失う、ドロシーは取材中に母乳が染み出て仕事に出られず、赤ん坊の死の過去に気づいたイザベラは銃撃で死亡…。そして敵だと思っていたホームレスたちはどうやらリアンを信奉しているようで…。
まさかシーズン3はリアンを中心とした新たなカルトが出来上がっちゃうとは…。自分のカルト的リーダーのポジションを自覚してからのリアンが余裕の態度に変貌するのがね…(ポテチ食べてるシーンはちょっと笑った)。
そこで衝突するのはドロシー。2人の男たち(ショーンとジュリアン)は相変わらず無能の極みなので置いておくとして、リアンとドロシーはこの家の主導権を争うべく、屋内紛争を繰り広げます。そうは言ってもリアンの圧倒的勝利です。なにせリアンを追い出そうとすれば赤ん坊は人形に戻るし、ドロシーを精神科施設に追い込めますよという圧もかけられるし、そして最終話ではついに階段から激しく落下してしまうドロシー…。
ただ、そんなことをしている間にもどうやら本家カルトとリアン新派のカルトが水面下で戦っているようで、家も確実にシロアリに蝕まれている…。
子守りが家長になったこの家は、待ち受ける得体のしれない存在に打ち勝てるのか。いよいよ次のシーズン4が最終章。歪んだ共依存の家が行き着く先は…。
シーズン4:あなたは邪悪じゃない
『サーヴァント ターナー家の子守』のシーズン4はついに最終シーズンです。
完全に事実上の家長となったリアンが取り仕切るこの家に、下半身不随のドロシーが退院して戻ってくるところから始まります。
本家カルトとの攻防は絶賛進行中でシーズン4第1話から「何が起きてるんですか?」状態で車での籠城戦が始まったり…。ハト、綺麗に目玉とるな…。トコジラミはちょっと笑う…。
ボビーとベヴという住み込みの年配女性を雇って介護させることにしたドロシーとの攻防も同時並行で進み、家の外と内側は大変なことに…。
男2人はもう居場所無し。すっかりリアンとは恋人関係で妥協しているジュリアンが「スティーブン・キングの小説じゃないんだぞ」とごねるセリフとか、笑わせてきますけど(こんなそのものな世界、そうそうないよ…)。
そしてとうとう最終章らしくリアンの正体が判明。ジョージはリアンは「普通の人間」であり、全てが現実的に可能なトリックで、あの赤ん坊も警察も把握していない死亡女性の子であって、秘密通路で人形とすり替えているんだと、ショーン&ジュリアンの前で話しますが、どうやらそれは嘘の様子。
そんな中、この時が来ました。ドロシーに赤ん坊の真実を話す瞬間が…。ここでは嘘をつかないというあのショーン&ジュリアンの姿勢が、ジョージと対比になっています。
それを受けて、当然ショックを受けるドロシーですが、同じく「家族を結果的に殺してしまった」という共通の同士であるリアンに対して「あなたは邪悪じゃない」と抱き留めることで相手と自分を赦して前に進む。良い着地だったのではないでしょうか。まあ、リアン、だいぶ他の人も殺傷しまくっていましたけどね。
最後はリアンは燃え盛る家で人形と共に消失し、遺体も見つからず…。ドロシー&ショーンの夫妻はやっと再スタートを切りましたが、ジュリアンは2度目の生を経験したことでレッサー・セインツの仲間になる資格を獲得したようで…。
なんだかんだであのカルトをそんなに悪者にしないでオチにするあたりが、実にシャマランっぽい流し方だな…。
仕えるのではなく支え合う。シャマランの子育て講座はこれにて全焼で終了です。
ROTTEN TOMATOES
S1: Tomatometer 83% Audience 82%
S2: Tomatometer 88% Audience 70%
S3: Tomatometer 92% Audience 73%
S4: Tomatometer 100% Audience 75%
IMDb
7.5 / 10
シネマンドレイクの個人的評価
作品ポスター・画像 (C)Apple サーバント ターナー家の子守
以上、『サーヴァント ターナー家の子守』の感想でした。
Servant (2019) [Japanese Review] 『サーヴァント ターナー家の子守』考察・評価レビュー