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『Mank マンク』感想(ネタバレ)…Netflix;超初心者向けの解説のようなもの

Mank マンク

なるべくわかりやすく解説を…Netflix映画『Mank マンク』の感想です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。

原題:Mank
製作国:アメリカ(2020年)
日本では劇場未公開:2020年にNetflixで配信
監督:デヴィッド・フィンチャー

Mank マンク

まんく
Mank マンク

あらすじ

名作として後世に語り継がれる映画の傑作。それは容易く生まれるものでない。とくにこの『市民ケーン』の裏にある製作秘話は筆舌に尽くしがたい。1930年代のハリウッド。脚本家マンクはアルコール依存症に苦しみながら、新たな脚本「市民ケーン」の仕上げに追われていた。ハリウッド黄金期の光と影に炙り出される壮絶な舞台裏とは…。

『Mank マンク』感想(ネタバレなし)

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まずは事前に知っておくとよい情報から

いきなり本題に入りますが、『Mank マンク』の話をしましょう。

なんでこうも前置きなしで感想スタートするのかと言えば、本作はとにかく語るべきことが多すぎるからです。難解な映画というよりは前提としての求められる知識が多すぎる。これをリテラシーというべきかは知りませんが、確かに映画初心者をふるいにかけてしまう作品なのは否めません。「考えるな感じろ!」系の『TENET テネット』みたいな誤魔化しも効きませんしね。

そこでこの記事ではなるべく初心者にもわかるような丁寧な解説をしていきたいと思います。といってもそこまでの深い考察までは踏み込んでいません。もっとちゃんとした批評や論考がネット上にも転がっているので、さらに作品理解を深めたい方はそっちを参照してくださいね(一応、以下に日本語で読める一部をピックアップ)。

まず『Mank マンク』を理解するうえで絶対の絶対に把握をしないといけないのはこの人。“オーソン・ウェルズ”です。

“オーソン・ウェルズ”は1915年生まれ。子どものときから天才と変人の紙一重な人物像だったそうです。そして演劇を始め、傍若無人なやり方で注目を集めていきます。さらに彼を一気に有名にしたのは1938年のラジオ。“オーソン・ウェルズ”はH・G・ウェルズのSF小説「宇宙戦争」を翻案して音声ドラマで放送したのですが、それが本当に今この瞬間にアメリカに宇宙人が攻めてきたような本物の臨時ニュース風だったため、本気で実際に起きていることだと勘違いする聴衆者が続出。大パニックになります。

そんなお騒がせ問題児だった“オーソン・ウェルズ”はいきなりハリウッドで映画を作るチャンスをゲットします。そこで1941年に生まれた映画が『市民ケーン』です。この作品もまた『Mank マンク』を理解するうえで絶対に知っておかないといけないもののひとつです。

『市民ケーン』は名前だけ聞いたことがある人もいるかもしれませんが、「映画史上最高傑作」なんていうとてつもない絶賛のされ方をしています。あらゆる映画人や批評家が『市民ケーン』こそが映画の頂点だと断言するほどに。そこまで言われると見たことのない人も気になってきますよね。

でも実際に鑑賞すると「これがなぜ映画史上最高傑作なの?」と素朴に疑問に思う人もいるでしょう。それもそのはず今の感覚で観るとその凄さは直接的には伝わりづらいです。

『市民ケーン』はざっくりとあらすじを超省略で書くとこんな感じ。大富豪で新聞王としてメディアを支配していた男が「バラのつぼみ」という謎の言葉を残して息を引き取り、一体この男に何が起こったのか、さまざまな切り口で語られていく…。ちょっとミステリアスなストーリーです。

実はこの映画のキーパーソンになる新聞王は、実在のウィリアム・ランドルフ・ハーストという人物をモデルにしており、当時、彼は映画業界にも絶大な影響を与える支配者だったため、多くの人は「よくこんな攻めた内容を…!」と戦々恐々で驚愕しました。

それだけではありません。『市民ケーン』は映画技術の発明の見本市のような作品だったと思ってください。画期的な特撮、独特な撮影手法、複雑な時間軸の見せ方、人間的な特殊メイク、実在の超大物をモデルにドキュメンタリーのように風刺するスタイル…これらは現在の映画業界では当たり前になっていますが、その全てがこの『市民ケーン』によって確立されました。つまり、『市民ケーン』は後世のあらゆる映画に影響を与えたのです。だからみんなこの映画は凄いと褒めるんですね。

なので『市民ケーン』を監督・脚本・製作した“オーソン・ウェルズ”が天才だ!ともてはやされる理由がこれで大まかにはわかったでしょう。

しかし、そんな単純な話でもないのです。実はさらに裏がある。この『市民ケーン』の脚本を書いたのは“オーソン・ウェルズ”だけでなかったのです。もうひとりの脚本家、それが“ハーマン・J・マンキーウィッツ”、あだ名は「マンク」…でした。そしてもっと言えば、この“ハーマン・J・マンキーウィッツ”こそが『市民ケーン』の脚本の大部分を考え出したのではないか?と指摘されています。

そしてやっと本題に移りますが、この『Mank マンク』はその“ハーマン・J・マンキーウィッツ”が『市民ケーン』の脚本を書いていく姿を描きだす映画なのです。

じゃあ、“オーソン・ウェルズ”は脚本については何もしていなかったの?…との疑問もあるでしょうが、それは本作を観てのお楽しみ。

『Mank マンク』の監督は『ファイト・クラブ』(1999年)、『ゴーン・ガール』(2014年)などでおなじみで、こちらも現代の天才監督として名を馳せる“デヴィッド・フィンチャー”。『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)も『市民ケーン』のテック業界版でした。

脚本は彼の父親の“ジャック・フィンチャー”が生前に書き上げたもので、念願叶っての映画化のようです。なのでものすごい入魂っぷりです。全編モノクロ映像で、大手映画会社では絶対にやらないことをやりたい放題にやった感じですね。

制作はNetflixで、『ROMA ローマ』『アイリッシュマン』に続いてアカデミー賞狙いで投入してきているのは明白。まだ作品賞を受賞はできていないですけど、今度はいけるのか…。『市民ケーン』がアカデミー賞を獲れなかった屈辱を晴らすのか…。

主演は『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』でアカデミー主演男優賞を獲ったばかりの“ゲイリー・オールドマン”。他には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の“チャールズ・ダンス”、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の“アーリス・ハワード”など。

全体的な俳優陣は加齢臭のするオッサン密度高めですけども、『マンマ・ミーア!!ヒア・ウィー・ゴー』の“アマンダ・サイフレッド”や、ドラマ『エミリー、パリへ行く』の“リリー・コリンズ”など、女優勢も実は意外に物語に…あとは後半の感想で。

私には難しそうだな…と謙遜しないで大丈夫。映画なんて100%理解できなくても恥ずかしくないのです(私も全然理解していない)。“理解できなさ”もまた映画の醍醐味。それを教えてくれるのがこの『Mank マンク』だったりしますから。当時の映画業界を覗き見るつもりでもいいのです。

後半の感想ではキャラクター紹介も整理しながら、私なりにちょっとだけ踏み込んだ考察もしていますので、よろしかったらどうぞ。

オススメ度のチェック

ひとり ◎(映画ファンは必見)
友人 ◯(映画好き同士で語り合おう)
恋人 ◯(映画愛がある相手なら)
キッズ △(子どもには退屈かな)
↓ここからネタバレが含まれます↓

『Mank マンク』感想(ネタバレあり)

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脚本を書け!

1940年、まだたったの24歳だったオーソン・ウェルズはその若さながら、苦境の映画会社RKOに招かれ、カネと夢が渦巻くハリウッドへと足を踏み入れます。オーソン・ウェルズに映画製作に関する全ての主導権が与えられ、つまり、誰と何を作るかも自由。全てはここから始まり…。

ヴィクターヴィルに向けて走る車が1台。宿泊用牧場に到着します。そこは付近にほとんど人影もない、静かな場所です。松葉づえの男が支えられて建物に入り、すぐにベッドに横たわります。ギブスの足が痛々しそうです。実は数週間前に交通事故でこんな状態になってしまったのでした。

この見るも無残に大怪我をした男、ハーマン・J・マンキーウィッツ(マンク)はこの閑静なところで療養をしに来たわけではありません。働くためでした。それも大急ぎで。

「初稿を仕上げるまでの90日間、猛スピードで書いてください」と急かされ、マンクは新作の映画の脚本を書かないといけないことをあらためて突きつけられます。家政婦のフリーダが身の回りの世話をし、口頭筆記ができるリタ・アレクサンダーがサポートにつきます。でもやるのは自分です。「傑作を期待しています」とベッドの上で動けない自分に向けられる言葉。

電話があり、かけてきたのはこの仕事の全ての元凶、オーソン・ウェルズです。「じっくりそこで書けそうだな、60日で書いてほしい」とずいぶんあっさり言い放ってきます。電話は切れ、「まだ24歳だろう」とぼやくくらいしかマンクにはできません。

寝たきりのまま脚本を喋っていくマンク。それを文章にするリタ。彼女はその物語に出てくる主人公の妻が誰をモデルにしているのか気になるようです。なぜならこの物語の主人公はあの世間でも有名な人だと思えるから…。「誰が聞いてもあの人だとわかります」「本人もそう言うだろう」「あの男が愛人の映画にカネを出して知り合った」「マリオン・デイヴィス?」…リタは興味津々です。

マンクは昔を思い出します。

1930年。マンクはパラマウントで仕事していました。フランケンシュタインと狼男をひとつにしたような映画企画をデヴィッド・O・セルズニックに説明するも、「B級だ。大勢の人を劇場に呼び込め」と良い感触とはいきません。

そんな中、当時、大スターを抱えて絶好調だったMGM。その撮影現場に足を運ぶと、名プロデューサーのアーヴィング・タルバーグの横に座っていたルイス・B・メイヤーと会話できます。さすが儲かっている頂点の映画会社のトップなだけあって、余裕そうな態度です。

またその現場で、女優のマリオン・デイヴィスにも遭遇し、タバコを与えて談笑。するとマリオンは「パパ」と“ある男”に呼び掛けます。その人こそがウィリアム・ランドルフ・ハースト。彼はメディアを支配しており、情報操作で戦争をけしかけるほどの行為もしており、その悪行はじゅうぶん耳にしています。マリオンを愛人にしており、映画製作にも関与しているようです。

「醜聞を書き立てるマックレーカー(※政治家の不祥事などを追う記者のこと)のあなたがハリウッドの未来は明るいと見ているとは」…と嫌みをこめた言葉を大胆にもその絶対無敵のハーストに口走るマンク。しかし、当のハーストはそんなマンクをなんか気にいったようで…。

1933年。マンクはハーストやメイヤーたち大物が集まる場に呼ばれます。そこでは1934年に行われるカリフォルニア州知事選の話が持ち上がり、彼らは出馬するアプトン・シンクレアを落選させようと画策しているのは明らかでした。メディアを支配するハーストと、映画を支配するメイヤーが手を組めばシンクレアは相当に不利になるのは確実です。

実際にハーストとMGMはシンクレアへのネガティブキャンペーンとして俳優を使った嘘のニュース映像を作るなど、やりたい放題に敵を追い詰めていきます(当時はニュース映画といって、映画館でニュースが流れます)。

しかし、マンクはそんな反シンクレアの動きとは距離を置いていました。

そして選挙当夜。ひとつの事件が起きることに…。

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それは誰の功績?

『Mank マンク』、実際に鑑賞してみて理解できたでしょうか。『市民ケーン』のオマージュとして時制が行ったり来たりするのでやや整理が必要ですが、登場人物自体はそんなに複雑に入り組んでいるわけでもありません。

以下に図として簡単なキャラクター紹介をしておきます。

Mank マンク 相関図

Mank マンク 相関図

お話の主軸は「マンクが『市民ケーン』の脚本を書く」パートと、「マンクが『市民ケーン』の元ネタになるハーストの悪っぷりを目の当たりにしていく」パートの2つ。

そして肝心なのは『市民ケーン』の脚本は誰が書いたのかということ。本作『Mank マンク』ではオーソン・ウェルズはマンクが大怪我してもお構いなしで病室に来て「いよいよその時がきた」と不気味に笑ったり、ひたすらに催促の電話をしてきたり、ほんと、何もしていない奴のように描かれます(『闇の奥』という作品のテスト中だったので遊んでいたわけではないけど)。

本作は明らかに『市民ケーン』の脚本を生んだのはハーマン・J・マンキーウィッツ説を強く打ち出しています。

でも本作はそんな単純な論点でもないのかなと思わせる構成があちこちに目立ちます。

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映画に真実はあるのか

そもそも『市民ケーン』の元ネタとなったハーストの傍若無人な権力者っぷり。今でいうドナルド・トランプのようなメディアを駆使して我が物顔で君臨する男です。

その選挙における醜悪なメディア戦略によってアプトン・シンクレアは落選。その選挙結果が判明した夜、そのフェイク・ニュースの映像を手がけることになってしまったシェリー・メトカーフは良心の呵責に耐えられずに拳銃自殺をしてしまいます。

これはマンクの心を大きく動揺させ、後のハースト&メイヤーの前での泥酔暴言ゲロ騒動に繋がることに…。

しかし、このシェリー・メトカーフという人物自体は実は架空の存在で、こんな自殺事件もなかったんですね。つまり、この映画自体がフェイクな映像を観客に見せているわけです。

これは映画を悪用したハーストに対する一種の映画を真に愛する者からの反撃なのかもしれません。

同時に本作は、真実なんて映画で理解できるものじゃないし、映画に意味を求めるのも無理だ…とおちょくっているとも言えなくもないです。

また、その映画が誰の功績なのかということも確かなことは当人にもわからないんだ、と。

確かにマンクは脚本を書きました。でもオーソン・ウェルズも確かに映画の完成に多大な貢献をしました。もしかしたらオーソンがいなければ、マンクはこんな脚本を書かなかったかもしれないです。

ハーストを風刺したという『市民ケーン』の評価も本当に意図されたのかはわかりません。マンクはもともと海外特派員だったのでジャーナリズム精神は持っていたでしょうから、そういう政治不正や腐敗には目がいくはずです。でも単なるヤケクソで書いただけかもしれないです。

本作の配信以前にNetflixはオーソン・ウェルズの未完の遺作であった『風の向こうへ』を2018年に断片的な資料をもとに一種の「こうだったんじゃないか」という仮バージョンで完成させて配信していました。その『風の向こうへ』と一緒に配信されたドキュメンタリー『オーソン・ウェルズが遺したもの』にて、オーソンは「映画は偶然だ、物語全体をドキュメンタリーにしたい、私は偶然を指揮するんだ」と言っていたことがわかります。彼は典型的なインディペンデント・フィルムメーカーでしたが、それ以上に「筋書なんて必要ない」と思っている人間だった、と。オーソンと一緒によく仕事したジョン・ヒューストンも「俺にも何をしたいのかわからん、でもオーソンのことだから何かあるはずだ」と語っているくらいです。

そう考えると『市民ケーン』の誕生もその結果の中身も、究極的には偶然の積み重ねにすぎない。そう言っているようにも思える映画です、『Mank マンク』は。

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「バラのつぼみ」の意味

ただ『Mank マンク』はそんなあっけらかんとした開き直りをしているだけではないとも思います。

どうせ映画を作るなら権力者のためではなく、正しいこと、頑張っている人のために作ろう…そう訴えているようなメッセージ性もあるんじゃないかな、と。

そう思う理由が本作で提示される「バラのつぼみ」の正体です。

『市民ケーン』の物語内で謎めいた言葉として登場する「バラのつぼみ」。世間一般ではその意味は、元ネタになったハーストの愛人関係であるマリオンを示唆する、アソコ(女性器)を暗示している…というのが有名です。

『Mank マンク』でもそう指摘されたマンクですが、サラッと否定してしまいます。

私は少なくとも本作で描かれるマンクを見ているとその意味もなんとなくわかるかなと思ったり。

本作は基本的に当時の男社会な映画業界を映し出すのでオッサンばかりな世界観です。でも女性キャラクターも登場して、随所で印象的な役割を果たします。

時間軸的に初登場時のマンクは泥酔してだらしなくベッドに寝転がり、女性に服を脱がしてもらい、解放されるという、なんとも無様な姿です。でも作中ではその各女性キャラクターに対して他のオッサンたちとは異なる親身な態度を示すんですね。

マンクの妻、サラ。彼女に対しては「俺のどこがいいんだ」と繰り返し問うなど、どこかこの関係が腑に落ちない様子です。

秘書のリタ・アレクサンダーは、アルコールに溺れる自分を甲斐甲斐しく世話します。そんな彼女にちょっと言い過ぎたことを言ってしまい、反省する一幕も。

そしてマリオン・デイヴィス。彼女は言ってしまえば今でいう「シュガーダディ&シュガーベイビー」(金を持った中高年男性が若い女に施しを与えること)の関係性。そんなマリオンと等しい立場で会話するシーンは印象に残ったでしょう。

3人とも男に仕えるしかない女たちです。本作はそんな男社会に隠れていた女性に光を与える、そんな「バラのつぼみ」を提示しているような解釈もできます。

『市民ケーン』の脚本を書いたのはマンクかオーソンか、そんな二択ばかりですが、でもそれでいいのだろうか、と。作中ではリタも意見をしており、マンクも共同体制のようにシナリオを作っています。彼女も隠れた脚本家ではないか。

マリオンは確かに世間では金持ち男の手のひらの上にいるショーガールというイメージ。しかし、そのマリオンも実は芯のある女性としてどう生きたいかという信念を持っていたのではないか。

そもそも「バラのつぼみは女のアソコだ」なんて言い方はいかにもオッサンが飲み会とかで話す下ネタそのものじゃないですか。そんなオッサン思考から「バラのつぼみ」を解放し、もっと素直に女性の輝きを見せたかったのではないか。そういうフェミニズムな視点で『Mank マンク』は解釈できる構造を持っていると思います。

“デヴィッド・フィンチャー”監督はもともと男社会の影になってしまっている女性を浮かび上がらせる作風が得意で、近年も『ゴーン・ガール』やドラマ『マインドハンター』でも定番になっていました。だから監督のやり方としてはこの意図も全然ありじゃないかな。

もちろんこれさえも不確かで確証はない。「それこそがハリウッドってやつ」であり、「これが映画の魔法ってやつだよ」という最後のセリフそのまんまですね。

どんな映画にも「バラのつぼみ」はあって、それをどう見いだすかでその人の映画の楽しみ方が決まる。『Mank マンク』は、映画の根源的な面白さを私たちに教えてくれています。

映画はやっぱり解説動画や考察感想記事を数分で読めばいいものじゃない。自分で考えてこそです。

『Mank マンク』
ROTTEN TOMATOES
Tomatometer 88% Audience 79%
IMDb
7.7 / 10
シネマンドレイクの個人的評価
星 8/10 ★★★★★★★★

作品ポスター・画像 (C) Netflix

以上、『Mank マンク』の感想でした。

Mank (2020) [Japanese Review] 『Mank マンク』考察・評価レビュー