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ドラマ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ<シーズン2>』感想(ネタバレ)…怪獣の使用料が高くて!

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)
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モナークも大変です…「Apple TV」ドラマシリーズ『モナーク レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。

この感想はドラマ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』の「シーズン2」のものです。「シーズン1」の感想は以下の別記事にあります。
原題:Monarch: Legacy of Monsters
製作国:アメリカ(2026年)
シーズン2:2026年にApple TVで配信
原案:クリス・ブラック、マット・フラクション
性描写 恋愛描写
モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ(シーズン2)

もなーく れがしーおぶもんすたーず
『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)のポスター

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)物語 簡単紹介

凄まじい力を持つ巨大怪獣(タイタン)が世界を震撼させるようになった地球。その運命的な歯車の結果、ケイコ、ケイト、ケンタロウといった同じ家族の血縁を持つ者たちが一堂に会する。秘密研究組織「モナーク」とハイテク企業「エイペックス」が複雑な関係を構築する中、新たに出現した未知の怪獣を相手に、過去と現在の英知を結集し、事態を収拾することはできるのか。
この記事は「シネマンドレイク」執筆による『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)の感想です。

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)感想(ネタバレなし)

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シーズン2もゴジラ・イヤーに!

2026年は3年前の2023年に続いて「ゴジラ・イヤー」になりそうで、それは『ゴジラ−1.0』の続編である『ゴジラ-0.0』が日本含め世界公開されるからなのですが、なぜか前回と同じくこのドラマの新シーズンも一緒にお目見えします。たまたまタイミングが重なったのでしょうけど…。

それが本作『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』シーズン2です。

本作は、2014年の『GODZILLA ゴジラ』、2017年の『キングコング 髑髏島の巨神』、2019年の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、2021年の『ゴジラvsコング』、2024年の『ゴジラ×コング 新たなる帝国』と、約10年で映画が計5本と、なんだかんだで案外と順調にシリーズ化を果たせた「モンスター・ヴァース(モンスターバース)」の初となるスピンオフのドラマシリーズ。

2023年にドラマ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』のシーズン1が始まり、世界観を拡張し始めていましたが、2026年シーズン2に。2027年は映画でも新作『Godzilla x Kong: Supernova』が控えており、ますます勢いにのるでしょうか。

映画のほうでは、デカい怪獣が暴れまくる!というシンプルな売りで攻めていましたが、このドラマ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』は大人の人間関係模様が軸になっていて、映画は子どもでも観れましたが、本作は「子どもはちょっと映画見ててね」って感じの立ち位置になっています。

まあ、結局のところ、怪獣はでてくるんですけどね…。

今回は、ゴジラもコングもでてきますが、メインでオリジナル怪獣が大暴れします。

シーズン2を観賞する際も、映画すべてをチェックしておく必要はないですが、とりあえずシーズン1は観ないと話にならないので、そこだけはよろしく。

ドラマ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』のシーズン2も全10話(1話あたり約45~60分)。「Apple TV」での独占配信となっています。

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『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)を観る前のQ&A

登場キャラクターの整理

  • ケイト・ランダ(Cate Randa)
    …サンフランシスコの元学校教師。ケイコの孫。
  • ケイコ・ミウラ(Keiko Miura)
    …研究者。
  • ケンタロウ・ランダ(Kentaro Randa)
    …ケイコの孫。
  • リー・ショウ(Leland “Lee” Shaw)
    …アメリカ陸軍大佐。
  • ビル・ランダ(Bill Randa)
    …研究者。
  • メイ・オロウェ=ヒューイット(May Olowe-Hewitt)
    …技術者。
  • ヒロシ・ランダ(Hiroshi Randa)
    …ケイコの息子。ケイトやケンタロウの父。
✔『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)の見どころ
★空気を読んで余計なことはしないゴジラとコング。
✔『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)の欠点
☆オタクの考察に依存しすぎている。

鑑賞の案内チェック

基本
キッズ 2.0
性行為の描写があるので、低年齢の子どもには不向きです。
↓ここからネタバレが含まれます↓

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)感想/考察(ネタバレあり)

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あらすじ(序盤)

特殊な嵐に覆われて秘境となっている孤島の髑髏島(スカル・アイランド)。ここにしかいない異形の怪物がわんさかいる中、この島に君臨しているコングは、今、大暴れしていました。

それはこの島を昔からモニタリングして研究の場としてきた秘密組織「MONARCH(モナーク)」の施設にて、ある出来事が起きたことが引き金でした。

この地球には空洞世界(ホロウ・アース)と呼ばれる異世界が存在し、仮説「世界軸(アクシス・ムンディ)」に基づき、その異世界と現世を一時的に接続する空間の歪を作り出すことに成功。

空洞世界に迷い込んだケイコケイトメイは現世に戻ってこれましたが、そこで待っていたのはケイコの孫のケンタロウとケイコの息子のヒロシだけでなく、まさに髑髏島の真っ只中。わけもわからず、急いでヘリで退避します。

ケイコは目覚めます。なぜか自分を取り囲む研究員を振りほどき、息子のヒロシを探して必死にあちこち扉を開けると、外に出ます。しかし、ここは巨大な艦船の上だとわかります。モナークの研究基地になっているようです。

1950年代から空洞世界を通って事実上タイムスリップしてしまったことになるケイコには2017年の世界は信じられない光景です。

現在、モナークは髑髏島の大混乱の対処に大慌て。ケイコはリー・ショウを空洞世界に置いてきてしまったことを思い出し、気が滅入ります。しかし、モナーク副長官ナタリア・ヴェルデューゴはリーの救出を予定してないと言い切ります。ケイコはリーは絶対に生きていると信じていましたが、リスクをとらないようです。

モナークは民間のハイテク企業「エイペックス社」と協力関係にあるらしく、時間の流れが異なる空洞世界でいつの間にか2年を過ごして戻ってきたケイトとメイもその組織体制の変貌に困惑。エイペックス社のブレンダ・ホランドは有能なメイに会社に来ないかと誘いますが、もはや組織の信用をしていません。

何としてでもリーを救助したいケイト・ヒロシ・ケンタロウはメイの助力もあって船を脱出することにし、メイもついてきます。

一方、ケイコは1957年の頃を思い出していました。まだ創設したばかりのモナークで独自の調査をしていたケイコとリー、そしてビル・ランダ。3人は南米のチリの漁村に調査に向かい、そこである巨大な存在を目撃したのです。

ゴジラだけでない、巨大怪獣(タイタン)は確かにいました…。

この『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)のあらすじは「シネマンドレイク」によってオリジナルで書かれました。内容は2026/05/04に更新されています。

ここから『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)のネタバレありの感想本文です。

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シーズン2:そのオマージュ、薄くない?

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』のシーズン2で看板を背負う大役を仰せつかった怪獣、それが「タイタンX」です。

今作のオリジナル怪獣ですが、名前は随分と記号的にしましたね。そう言えば、『ゴジラ FINAL WARS』には「モンスターX」って怪獣がいましたが、あちらは有名な“とある怪獣”の派生形へと変貌していくので、今回のタイタンXも「オリジナル怪獣にみせかけて実は…!」というサプライズが用意されているのかと思いきや、全然そんなことはなかった…。

タイタンX…見た目は「ビオランテ」に近い感じもあるけど、アンバランスが際立っており(とくに後ろから見たときのデザインの不格好さ)、なんかゴジラ怪獣というよりはウルトラ怪獣みたいだったな…。

どうしてシーズン2では唐突にオリジナル怪獣をメインに据えたのか…。それはもちろん…東宝の怪獣の使用料という大人の懐事情もあるでしょう(すでにゴジラの使用料で多額を払っているでしょうから)。

オリジナル怪獣なのは往年のファンにとってはややテンションは上がりません。ただ「大丈夫! オマージュを入れておけば、オタクは勝手に考察してくれるさ!」という作戦で攻めるしかないですね。それでまんまと「この部分はあの映画のオマージュで…」と盛り上がってくれればしめしめ。

私は、今回のタイタンXは、既存の怪獣映画のオマージュというか、やたらめったらな要素の寄せ集めが目立つなとあまり面白がれるほどではなかったですけど…。

タイタンXはバックグラウンドもそうです。今作では、タイタンXは世界各地を回遊しているらしく、チリ日本にも文化的な痕跡があることが描かれます(地元ではタイタンXは「コ・カイ」と呼ばれているらしい)。一方でその文化的な表象はだいぶ雑です(現代の日本の描写は良くても、過去の文化となると粗が目立ちますね)。

もともと東宝の怪獣映画は『モスラ』シリーズなんかはその最たる事例ですが、異国フェティシズム的な消費の側面が強く、1961年の映画『モスラ』はその問題を加害の側面で意識的には描いてはいました。しかし、この『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』にはその視点までは欠けており、単に「エキゾチックな怪獣の背景」として異国文化が借用されている感じです。

タイタンXの巫女のポジションとしてケイトが活躍するのも、表層的なオマージュに終始していると思いますし…。

まあ、この『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』、怪獣映画のみならず既存の人気作のパッチワークな感じが濃いのですけどね。シーズン2だと第1話は髑髏島での『ジュラシック・パーク』に始まり、大切な人が異世界で離ればなれになる展開は『ストレンジャー・シングス』だし、第2話の船内に小型生物が侵入するくだりは『エイリアン』っぽいし…。

それにしても、卵だけに専念するタイタンXの一貫さもあれでしたが、余計なことはしないゴジラとコングにはちょっと笑ってしまいました。ゴジラは定時退社と“勤務外労働は断固拒否”の姿勢を徹底し、日本のサラリーマンも見習うべき模範さ。コングも気の利くほどに空気を読みます。無論、これらは大人の都合に配慮してあげているわけですが…(『ゴジラvsコング』を前に2者が相対するわけにもいきませんので)。

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シーズン2:どっちの世界に行く?

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』のシーズン1のときは「その人間ドラマはいるのか?」と苦言を書いていたのですけども、シーズン2でもケイコ中心の男女の人間模様は続きます。

3世代のドロドロした男女関係模様は『東京物語』を意識しているのだろうか…。ケイコとビルとリーの三角関係は今回で一応は区切りをつけたと思いたいけど(エモいオチも用意したし)、しかし、道中で別にあそこまでギスギスさせなくても…。

ケイトの物語も、途中で今回もわりと入れるだけ入れたように挟まれるサフィックなシーンはさておき、もう少しキャラクター・アークの発展のさせかたが練られたんじゃないかなと思います。

一方で、次の火種を残すのはケンタロウで、今回で「モナーク」と「エイペックス」にも属さないイザベル・シモンズという第3勢力の登場があり、ますますわからなくなってきました。

というか、前回から異世界&タイムリープをやったら次はもしかして…と思っていましたけど、今回で最初はタイムトラベルしたこと自体に世間は反応が薄いなと眺めていたら、しっかり最後に歴史改変の可能性を提示してきましたね。もうこれはマルチバースに一直線なのか?

いや、確かに今作を観ていて思いました。これ、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』からの映画シリーズに接続しなくないか?…と。

ケイコとケイトとティムとメイの4人でラストに「モナーク」再立ち上げを示唆していましたけども、この4人は以降を描く映画には出てきません。それは明らかに不自然です。映画での「モナーク」の怪獣マネジメントのぐだぐださといい、正直、「モナーク」に有能な良いイメージもありません。

今回のヒロシの死みたいに、他のみんなも死ぬというのも変ですし、新たなタイムトラベルか、別世界線を生じさせてしまうか、どっちかの方向に転がるのかな。

Gデーの存在しない世界を生み出すという「タイムラインを書き換える」作戦が逆に仇になって、「昭和ゴジラ」、「平成ゴジラ」、『シン・ゴジラ』、「山崎貴ゴジラ」などあらゆる世界線(映画)のゴジラが一同に集結するカオスな絵面もこの際だから観てみたいけど、それは怪獣の使用料と要相談ですね…。

ひとまずラドンに任せよう!

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)
シネマンドレイクの個人的評価
6.0
LGBTQレプリゼンテーション評価
△(平凡)

以上、『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(シーズン2)の感想でした。

作品ポスター・画像 (C)Legendary Television モナークレガシーオブモンスターズ2

Monarch: Legacy of Monsters (2026) [Japanese Review] 『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』考察・評価レビュー
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